ゲーミングPCの自作する上での必要なパーツ選びの参考になればと思います。今回はFPSやアクションなど、ある程度スペックがないと快適に動かないものを想定しつつ、コストパフォーマンスも重視した構成で考えます。
CPU
人間で言うと頭脳に当たる部分です。大きく分けてIntel製とAMD製がありますが、特にこだわりがないのならIntel製で問題ないです。Intel製のCPUは主にi7/i5/i3の3つに分けられています。違いを簡単に言うと8個/4個/2個とCPUの数が違います。また、i7/i5/i3にはそれぞれ世代があり、番号が高いほど性能は良くなりますが価格は高くなります。
世代 | 型番 | 開発コードネーム |
---|---|---|
第7世代 | 7xxx | Cannonlake |
第6世代 | 6xxx | Skylake |
第5世代 | 5xxx | Broadwell |
第4世代 | 4xxx | Haswell |
第3世代 | 3xxx | Ivy Bridge |
第2世代 | 2xxx | Sandy Bridge |
第1世代 | xxx | Nehalem |
今回の場合なら2~4世代前の「CORE i5 6500」「CORE i5 4690」などの2万前後CPUで問題ありません。人間に例えると、いくら頭が良くても、身体能力が低いと、走ったり、飛んだりすることが出来ないのと同じです。今回はゲーミングPCなので、頭の良さよりも、動ける体、身体能力が高い方がFPSなどのアクションは快適に動きます。ですので、頭脳の当たるCPUはそこそこ性能があるi5辺りで十分です。i3ではさすがにダメなので、必ずi5以上にしましょう。i7とi5では値段が結構違ってきますが、先程も言った通り、ゲーミングPCは身体能力がものを言うので、実際のゲームプレイでは、i7とi5の差はほとんど感じられません。これが動画のエンコードだったりすると変わってくるのですが、ゲームの場合は関係ないです。
また、ここで選んだCPUの世代によって、CPUソケットが変わってきますので、選んだCPUに合うCPUソケットが付いているマザーボードを選ぶ必要があります。
マザーボード
CPUを選んだら次はマザーボードです。「CORE i5 6500」を選んだならCPUソケットは「LGA1151」になります。マザーボードの中に「Gaming」など書かれたマザーボードが高い値段で販売されてて、名前に「Gaming」等が付いてる方が性能が早そうに見えます。しかし実際はそれほど差はなく、細かく設定できる項目が増えてるのと、オーバークロック(OC)など細かくやりたい人向けになるかと思います。。このサイトを参考にしている時点でオーバクロックなどには手を出さないほうが無難ですので「Gaming」など付いてない、マザーボードで問題ありません。今回は「ASRock Z170 Extreme4」辺りで良いうかと思います。
メモリー
amazonなどで人気のあるもので問題ありませんが、「ASRock Z170 Extreme4」のマザーボードなら「DIMM DDR4」に対応しているので「DIMM DDR4」のメモリーを選ぶ必要があります。メモリーは8G×2の16GBあれば現状問題ありません。16GB以下ではダメですし32GBあっても意味はないので、16GBでいいかと思います。
SSD/HDD
ここからが意外と重要になってきます。選択肢としてSSDかHDDになりますが、ゲームをするなら断然SSDです。HDDはありえません。下のGTA5の起動時間を見てもらえば一目瞭然です。SSDが27秒に対してHDDは49秒も掛かってます。この差は非常に大きいです。
問題はSSDだと容量が少ない点です。使い方にもよりますが250GBだと少ないです。大作ゲームですと30GB~50GBなんてのも意外とあったります。そう考えると500GB以上は最低でも欲しいです。今回は750GBのSSDをチョイスしました。やらないゲームをアンインストールして、写真や動画などを保存しないなら、これぐらいが丁度いいです。足りない場合は、HDDの3TBなどを追加で増設して、そちらに写真や動画を保存すればいいかと思います。
グラフィックボード(ビデオカード)
ここが一番重要なところです。CPUで言っていた身体能力の部分になります。NVIDIA製とATI製の2つがありますが、ちょっと前まではNVIDIA製一択でしたが、ATI製も選択肢としては全然ありな状況になっています。GTX 1070がベストですが、RadeonのRX470でも、標準的なグラフィック設定なら快適に遊べます。高品質の設定にするときついです。それはGTX1070にも言えることですが・・・お財布と相談になるかと思います。VRやりたいならGTX1070以上は必要か思います。
電源
意外と大事な部分です。グラフィックボードなども積んでるので最低でも500Wはないと危ないかも。600W以上あれば安心です。1万以内の電源でも問題ないです。
ケース
マザーボードが「ASRock Z170 Extreme4」ならATXが入る大きめのケースが必要になります。グラフィックボードも大きのでATX対応でも小さいものを選んでしまうと、グラフィックボードが入らないなんて可能性もあるので、なるべく大きなものを選びましょう。ケースの値段もピンキリですが、1万円前後ので大きければ大丈夫です。
キーボード
どれでもたいして変わらないと思われがちですが、良い物は良いです。手で一番触る部分なので、良いに越したことはありません。個人的には東プレのREALFORCEが1番使いやすいです。10年近く同じものを使っていますがまだまだ買い替えなくて問題ないくらい現役です。ゲーミングのキーボードでもキーストロークがメーカーなどによってかなり違うので、量販店で自分で試して自分にあったものを買うのがベストです。今使ってる1000円の安物キーボードが使いやすいならそれでもOKです。
マウス
ゲーミングマウスが様々なメーカーから発売されているので、マウスも量販店で自分にあったものを見つけるのがベストになります。個人的にはロジクールの5000円以上のゲーミングマウスがオススメです。安物マウスでもいいですが、やはり違うので自分に合った良い物を買いましょう。
ヘッドセット/スピーカー
音なんか出れば何でもいいと思いますが、ちゃんとしたスピーカーの音はやはりスゴイし、迫力があります。ここはゲームをやるなら良い物を買いましょう。特にゲームは音なしでは語れません。音によって臨場感が全然違ってきます。足と、発射音、BGMなどのゲームにとって1つ1つが非常に重要な要素です。その要素を安物スピーカーでプレイしていたら、そのゲームの魅力が50%減と言っても過言ではないぐらい、それぐらい重要なファクターです。
モニタ
144Khzとかガチのプロゲーマ以外はあまり不要です。安くてフルHDの物で応対速度が速い、IPSパネルの物を選べば問題ないです。
お手頃価格の中堅どころを集めましたが、それでも全部買うと20万程掛かります。さらに削るとなるとキーボード、マウス、ヘッドセットの3つを諦めるぐらいですかね。ほかは意外とケチれないです。参考までにどうぞ!
CPU | CORE i5 6500 | 21,557円 | ここだけ高性能でも無意味、ミドルクラスでOK |
マザボ | ASRock Z170 Extreme4 | 15,566円 | OCしないなら、そこそこので十分。 |
メモリ | CORSAIR DDR4 8GB | 8,951円 | 人気のやつの8GB×2の16GBで十分 |
SSD | Crucial MX300 750GB | 20,251円 | もう少し安いのでもOKだが、読込、書込速度が遅いのがあるので注意 |
グラボ | MSI GeForce GTX 1070 | 55,439円 | ここが一番重要なので、妥協はしたくないところだが高い |
電源 | 玄人志向 80 PLUS 500W | 4,111円 | 不安ならもうちょっと良いものをチョイスするのもあり |
ケース | Antec Performance One P100 | 8,290円 | 1万前後のデカいの買えば良い派です! |
キーボード | 東プレ REALFORCE | 17,871円 | ここはひとまず、普通のキーボードでもOK |
マウス | Logicool G502 | 9,380円 | マウスパッドもお忘れなく! |
ヘッドセット | Logicool G633 | 14,859円 | 音は重要なので、1万超えのゲーミングヘッドセットは欲しいですね |
モニタ | ASUS 23型フルHDディスプレイ | 14,980円 | 安いゲーミングディスプレイで十分。何だかんだIPSを選んだ方が無難です。 |
192155円 |