WIRED CREATIVE HACK AWARD 2013で見事グランプリを獲得した作品です。
1分ほどの短い動画なので、まずはご覧ください。
たった47秒ですが非常に濃い47秒で、時間の大切さや、自分次第で時間は有効にもなるし無駄にもなる。時間だけは全員に平等に与えられた物でそれを如何に上手く使っていくかを考えさせられる。スクランブル交差点の信号で時間を区切ったセンスが素晴らしい!
審査員からのコメント
何度も何度も観てしまう作品。何がそうさせるのかと思ってしまいます。すごくいろいろなことに力があって、47秒という青信号の間に、さまざまな視点、例 えば歩いている人の視点や街の視点があります。それに、行き交う人がじーっと見つめるわけでもなく、ふっと通り過ぎていくのですが、これは、いまの東京や 日本を象徴しているとも言えます。
いまや、街の至る所にカメラがあるし、多くの人が必ずカメラを持っています。そんななかで、人とか街とか感情をハックして、47秒の中にいろいろ凝縮した ドラマを見せるような作品だと思いました。続編があるとすると、どんなドラマが見えるのかな、とも思ってしまいます。映画のオープニングのようにも見える し、エンディングのようにも見えるし、詩のように隙間があって、いろいろな角度から見えるという、彫刻のような映像だと思いました。